コロナショック。「応援消費」に限界がきている?

コロナショック。「応援消費」に限界がきている?

コロナウイルスの影響を受け困っている事業者の方々を、商品を購入することで支援する「応援消費」。これから応援消費はどのような傾向になっていくのでしょうか。

応援消費活動がレッドオーシャン化している

SNSやクラウドファンディングを開けば、今はたくさんの応援消費活動が行われています。
観光客の激減で売り先がなくなってしまったお菓子。
出荷先を失った農作物。
本当にたくさんの人が、窮地に立たされている状況です。

多くの人が持つ「困っている人を助けたい」という気持ち。
SNSで悲痛な叫びを知ると、少しでも助けになりたいと思います。

そして事実、多くの人がその活動を通して商品を購入しています。

支援を求めるだけでは難しい状況に

ただ、そういった支援活動がレッドオーシャン化しているという話があります。

※私が愛用している、Voicyという無料のラジオアプリです。
ビジネスの参考になる番組、魅力的なパーソナリティーの方々がたくさんで本当にためになりますよ〜!
ながら聴きできるのが良い!無料だし、めっちゃおすすめです。

西野亮廣さんのVoicy、『多くの人が間違っている「価格設定」について』。
今は猫も杓子も「助けて」、「助けて」。
コロナによる支援がレッドオーシャンになっている。

「助けて!」の声が多すぎると、支援する理由がなくなってしまう。
必ず考えなければいけないのは、買う(支援する)理由の総量である。

といった、冷静な分析をされています。
コロナの支援活動を「市場」と捉えるマーケティング的な視点は持たなければならないな、と思いました。

当たり前ですが、たくさんの人を支援したくても使えるお金には限りがあります。
これからこの状況が続くと、収入が激減する人もさらに多く出てきます。
そうすると買い控えや節約傾向が出てきて、ただ「支援」というだけではなかなかお財布の紐がゆるまなくなってくるでしょう。

結局、商品の魅力を一番に伝えるのが吉!

上記の理由から、「助けてください!」を一番に言うのではなく

  • 他とは絶対的に差がつけられるところ
  • これは自信がある!という商品の魅力
  • 取り寄せてでも欲しいと思わせる、買う理由
  • 自分が伝えたいこだわり
  • 商品の誕生秘話

こういった、その商品を買うことでお客さんに起こる良いコトを一番に伝えるのが結局大事なのです。

そのためにも商品パッケージを利用しよう!

オンライン市場が伸びている今は、ある意味より多くの人に商品や会社を知ってもらうチャンスでもあります。
だからこそ、魅力をどんどん伝えていってほしいと思います。
そして、商品の魅力を表現するために、パッケージをうまく利用してみてください。
オンラインではパッケージを手に取って眺めることはできませんが、通販で購入して商品が届いた時にパッケージが素敵だったら、

「ああ、やっぱり買ってよかったな」ときっと感じてもらえます。


ピンチをチャンスに、と言うのも軽々しいと感じるほど非常に厳しい状況ですが、それでも今できることをやるしかありません。
何か少しでも、次へのヒントとなれば幸いです。

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