【パッケージを安くするコツ その2】1色印刷の可能性に挑戦しよう

1色印刷の可能性に挑戦しよう

1色印刷でも表現できる可能性はたくさん!
色の数を減らせば、印刷にかかる版代もその分おさえることができます。

前回は「印刷の代わりに箔押しを使うことで、低コストで効率よく高級感をアップできる」という内容でした。
同様に、印刷の色を1色に抑えてもコストダウンができます。

※1色印刷とは、「特色印刷」ができる場合を想定しています。

1色印刷で安っぽくならない?

色を絞ったほうがあか抜けた印象に

色がたくさん使えないと、安っぽくなっちゃったりしないの??
他の商品に埋もれてしまったりしない??
と不安になるかもしれません。

でも、やたらと色をたくさん使ってカラフルにするよりもシンプルであか抜けた印象を与えることも可能です!

そもそも、商品の売り場って「ごちゃごちゃしてる」ことが多いですよね。

そんな中で、1色のみの色を使ったパッケージで逆に目立たせることだってできますよ!

モノトーンのパッケージは低コストでスタイリッシュ

1色印刷をする時、一番安く印刷できるのはおそらく「モノクロ」だと思います。

例えばPinterestで「モノクロ パッケージ」で検索すると、たくさんのクールなパッケージがずらりと出てきます。

https://www.pinterest.jp

クールでシンプル、かっこいい感じのパッケージが多いですね。
また、シンプルなので買った後もインテリアなどの生活になじむパッケージが多いな、という印象です。

「モノクロ印刷で低コストでパッケージ製作」

「インテリアと商品パッケージを組み合わせたイメージ写真」で賢く素敵に商品を見せいってはいかがでしょうか??

1色印刷=1色しか使えないわけじゃない

1色印刷=「1色しか使えない」と思っていませんか?

半分正解で、半分違っています!

特色1色で印刷をする場合、その1色しか使えないのではなく色の濃さを変えて何色も生み出すことができます。

「特色インク」(DICとか、PANTONEとかですね)を使った場合、濃度のパーセンテージを変えることができるので、ベタ塗りで1色しか使えないわけではないんです。

色の濃さのパターンを駆使して、1色印刷でも奥行きのあるデザインをすることも可能です!


【追記です!】
1色印刷の場合、校正刷り(量産前の試し刷り)はした方が良い!との意見がありました。

画面上で見るのと実際の印刷の色が違うのは当然のこと。
色を選ぶためのカラーチップ(色の見本帳)を事前に見ていたとしても、紙の種類によっても発色が変わってくるのです…!

1色印刷の場合は、色のごまかしが効かなくなります。
校正刷りをするのも費用がかかってしまいますが、パッケージが長く使われていくことを考えたら、最初にパッケージを作るときは初期投資として校正刷りをするのがベターかもしれません。


制限がある方が良いアイデアが浮かびやすかったり、スムーズに進められることもあります。

「1色しか使わない」という制限を設けることで、思いがけず良いパッケージができるかもしれませんよ。

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