「売るプロ」が提唱した、売れるために大切な3つのポイントを解説します!
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売れるパッケージに必要な「メリコの法則」
ほとんどの人が、「メリコ??何じゃそりゃ??」と初めて聞く言葉かと思います。
この「メリコの法則」は、ヒット商品開発の第一人者である伊吹 卓氏が提唱したもの。
この「メリコの法則」を、順に説明していきます。
①メ=「目立っているか」
あたりまえですが、商品をお店で認識してもらわないと買ってもらえません。
その商品が店頭でお客様の目にちゃんと入るか?
商品購入の第一段階です!
②リ=「理解できるか」
メ=「目立っているか」で、『じゃあ目立たせればいいんだ!』と、やみくもに変わったデザインにすれば良いというわけではありません。
スーパーやコンビニの売場を思い浮かべてみてください。
牛乳売り場には「牛乳っぽい」さわやかなデザイン、コーヒー売り場には「コーヒーっぽい」重厚感のあるデザインの商品が並んでいます。
そのおかげで、私たちは特に考えることなく「それが何なのか」がわかります。
その商品「らしさ」を表現することで、お客様が直感的にそれが何かを理解できることがパッケージデザインには大切です。
③コ=「好感が持てるか」
買い物をしていて、もし同じ商品、同じ価格帯で異なる2つの商品が並んでいたら、「なんとなく好感が持てるな」という商品を選ぶと思います。
しかし、「好感が持てる」=「万人受けする」というわけではない、と私は解釈しています。
「ターゲット」に好まれるパッケージを作る
特にローカルな商品のように比較的小さい規模の商品については、万人受けを狙うのではなく、商品やお店の理念に共感してくれるターゲット層が好感を持ってもらえば良いと思います。
こちらは、滋賀県 笑四季(えみしき)酒造「モンスーン」のラベルデザイン。
このラベルデザイン、絶対に万人受けしませんよね?(笑)
でも、ブレないからこそ「好感が持てる」。
ホームページを見てもらえれば分かると思うのですが、完全に世界観を確立しており、ファンも「笑四季らしい」ラベルデザインを毎年楽しみにしているのです。
同じような事例を思い出しました。
化粧品のマジョリカマジョルカというブランドがあり、ブランド登場当初から「魔法」や「おとぎ話」のような他にはない独自の世界観やパッケージデザインで、私も発売当初からファンでした。
しかしある時、それまでの妖艶なイメージとはかけ離れた、さわやかで親しみのあるデザインで新商品が登場したのです。
それに対しマジョリカマジョルカのファンからは「私の知ってるマジョリカマジョルカじゃない」とSNS上で嘆きの声があがりました。
この事例から、私は好感度=ブランドへの信頼感だと感じました。
「メリコの法則」、いかがでしたか?
自分の商品にあてはめて、パッケージの参考にしてみてくださいね。