パッケージデザインは、はっきりしていてわかりやすい「明快な」デザインがいいと言われています。
そこには、継続的な購買につなげるための理由がありました。
そのパッケージは、ほとんど「見られていない」
今日コンビニに行った人で、
パッケージデザインをきちんと覚えている商品はありますか?
…おそらく多くの人はほとんど覚えていないのではと思います。
広告、ポスター、インターネット、SNS…
現代の視覚情報は本当に膨大なので、お店に並んだ商品パッケージも
脳の中ではあっという間に埋もれてしまいます。
例えば、お店に行ったときに商品の陳列棚を目を細めて見てみてください。
視界がぼやけた状態でも目に入りやすいパッケージはありませんか?
そのパッケージはデザインがすっきりしていたり、情報を絞りこんでいるのではないでしょうか。
きっと参考になるところが見つかると思います!
商品の魅力を伝えたい!!という思いからか、
たくさんの情報が詰め込まれているパッケージを目にすることがあります。
情報を詰め込んでごちゃごちゃしたパッケージは
見せたいものが何一つ強調されず、かえって
見つけてもらうこともできない…なんてことにもなりかねません。
伝えたいことの優先順位を決めて、
多くても上位2、3項目くらいに絞ると
明快なパッケージに近づいていくかと思います。
明快なパッケージは頭の中で記号化される
牛乳や卵、食パンなどの食品や日用品など、
あなたがいつも買っている商品をお店で手に取る時、
パッケージデザインをちゃんと見ますか?
おそらくほとんど反射的に、その商品を手に取っていると思います。
明快なパッケージデザインにする理由は、
1回目に「まず買ってもらうため」。
そして2回目にも「また買ってもらうため」なんです。
明快なパッケージほど印象に残りやすく、「いつも買っているコレ」と
頭の中で記号化されていきます。
そして、瞬時に認識してもらえるようになっていきます。
商品への想いが強いほど、たくさんのことをパッケージに入れたくなりますよね…。
私もそうです!
でもそこはちょっと我慢して、
「これだけは言いたい!!」ポイントに絞って明快なパッケージを目指してみましょう!
ちなみに私が「明快なパッケージデザイン」で一番に思い浮かんだのが
この「めんべい」のパッケージでした…
確かに、ここまで潔いパッケージは一度見たら忘れられない!