パッケージには何かと必要になる「シール」。
シールを作るとき、材質がいろいろありすぎてわからない!という事はありませんか?
今回は目的別にシールの材質選びのポイントを解説します!
コンテンツ
目的別の早見表を作りました
かなりざっくりした内容ではありますが、目的ごとに適したシール材質がわかる表を作ってみました。
実際はもっとたくさんの種類のシール材質があるのですが、主によく使われる種類で、大まかな判断基準として参考にしていただければと思います。
オレンジ色で囲った材質は「紙ベース」で水に弱く、
青色で囲った材質は「フィルムベース」で水に強いシール用紙です。
基本のシール用紙
その他 特殊な材質
※あくまで一般的によく使われる材質と適正を書いています。
実際はより細かい要望に合わせて材質を選んだり、上記以外の材質にしたりもします。
各シール材質のおもな特徴は?
コスパ最強!「上質紙」
表面がマットな、いわゆるコピー用紙のようなシール用紙。
市販の家庭用プリンター用のラベル用紙も、この上質紙が多いですね。
シール用紙の中では安価で、食品表示などの表示用に使われることも多いです。
インク色が沈み、にごる感じになるので、発色重視のカラー印刷には不向きと言われています。が、
私は、落ち着いたナチュラルな発色にしたい場合はカラー印刷で上質紙でもアリかと思います。
コストと品質のバランス良し!「アート紙」
上質紙に顔料をコーティングして、カラー印刷向きにした材質。
表面がややツヤのある仕上がりになります。
コストと印刷品質のバランスが良く、なるべく安価できれいにカラー印刷をしたい方にはおすすめです。
ツヤツヤで発色抜群!「キャストコート」
アート紙よりもさらに表面をツルツルに仕上げたシール用紙。
表面の光沢感が強く、カラー印刷に適しています。
写真などの印刷もきれい!
要冷蔵ならコレ!「ユポ」(合成紙)
ポリプロピレン製の、破れにくく強度があるシール用紙。
※ユポ・コーポレーションというメーカーの商品のためユポと呼ばれることが多いですが、一般的な名称は「合成紙」です。
耐水・防湿性にすぐれているので、冷蔵や冷凍の食品ラベルにもよく使われます。結露や水濡れが心配、という場合はこれを選んでおけば大体問題ないかと思います。
表面はサラッとした落ち着いたマットな質感で、明るい白色。
カラー印刷の発色もきれいです。
紙製のシール用紙に比べて、コストは高くなります。
下地を活かせる「透明PET」
透明のポリエステルフィルムでてきた材質。
ガラスびんなど、下地を活かしたいパッケージに最適!
カラーをはっきり出したい時はベースの白インクが必要なので注意です。
貼るときに指紋や気泡が入ると目立ってしまうので、手作業で貼る場合は難易度が高いかもしれません。
事前に作業性や仕上がりを確認しておいたほうが良いかと思います。
メタリックな「ホイルタック」
紙にアルミ箔を貼り合わせて製造したもの。
金、銀のつやあり、つやなし等があります。
高級なお酒など高級商品によく使われます。
そのまま色をのせると金・銀に色のフィルターがかかったような感じになるので
カラーをはっきり出したい時はベースの白インクが必要です。
ナチュラルな雰囲気の「クラフト」
段ボールの表面のような茶色い紙質。
オーガニック食品など、ナチュラルな雰囲気を出したいパッケージによく使われています。
そのままだとインクが沈んでしまうので、カラーをはっきり出したい時はベースの白インクが必要。
そのため、クラフト紙っぽさとカラー印刷を組み合わせたい場合は、上質紙にクラフト紙っぽいデザインを入れてしまうという手もあります。
和風なパッケージなら「和紙」
和紙に接着面をつけてシールに仕上げた材質。
デザインの一部として、紙が持つ和風な質感を活かすことができます。
日本酒などの酒類に特によく使われていますね。
表面の凹凸があるので、あまり細かい印刷には適していません。
箔押しと組み合わせると高級感がある仕上がりになります!
シールの印刷通販は@グラフィックが個人的にオススメ
印刷通販でシール印刷する場合は、グラフィックに依頼することが多いです。
選べる材質の種類が多いのと、シールの形も自由にできるのが嬉しい。
(イラストに沿った変形のシールも作ってもらえます!)
白のインクも使えるので、透明のシールに白の印刷など手持ちのプリンターでは印刷が難しい場合もとっても使えるサイトです。
いかがでしたか?
商品パッケージはもちろん、販売促進などにも何かとシールを使う場面は多いと思います。
それぞれの目的や用途、予算に合わせて、適した材質を選んでいきましょう〜!
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