今日、スーパーでトマトを探していた私。なんとなく「これが良さそう」と選んだ商品を帰宅後に眺めながら考えました。
どうして数あるトマトから、この商品を選んだんだろう?
今回はこのトマトのパッケージから、売場と商品の見せ方について考えていきたいと思います!
なんとなく私が選んだトマトがこちら。
JA香川県さんの「まっ赤なトマト工房」。
(中身は3個食べちゃいました)
売場の写真が無いのが残念ですが、競合ひしめくトマト売場でどうしてこの商品がよく見えたのでしょうか。
※あくまで私の主観に基づく意見ですが、参考になれば幸いです。
他のトマトより目立っていた
スーパーの売り場に行くとわかるんですが、トマトって本当に種類が多い。
最近は色々な品種も出てきて、野菜の中でも特に競合が多い種類だと思います。
そんな中で、このラベル。
基本、シンプルです。
他の商品に比べて余計なことが書いていないので、なんだか好感が持てるな〜と感じた覚えがあります。
よく見たらシンプルな中にもラベル自体がトマトの形になっていたり、アルファベットのOの文字がトマトのデザインになっていたりと、可愛いポイントがあるんですが、この細かいところは買った時は実は気づきませんでした。
シンプルな方が逆に目立つ
では、どうして売り場で他の商品よりも際立って見えたのでしょうか?
- 余白がある
- 色を抑えている
文字は小さめで、余白を十分に取っています。
余計な色もなくスッキリとしています。
白い余白がしっかり見えることでトマト自体の赤色もとても綺麗に見えましたし、トマト売り場って基本「赤」なので、白い余白がよく目立っていました。
私がデザイナーとしてデザインをする際、こんな修正の依頼をいただくことがあります。
「もっと目立たせたいので、文字を大きく、太くしてほしい!」
「文字にはフチをつけて、背景にはイラストも入れて・・」
これを全部やってしまうと、結果、ゴチャゴチャして逆に目立たないデザインになってしまいます。
デザイン単体で見たときには目立つように思えても、実際に売り場に並ぶとゴチャゴチャしたデザインは埋れてしまいます。
売り場がゴチャゴチャしてるから!
情報量が多い店頭でいかにパッと商品を目に止めてもらうかは、
周りから際立つスッキリしたシンプルデザインが有効だな〜と思いました。
いかがでしたか?
今回はスーパーのトマト売り場というシチュエーションで考えたので、シンプルなデザインが結果的に際立っていたな、という振り返りでしたが、
野菜に限らずどんな商品でも、パッケージを考える時は
実際の売り場を見て、周りの競合商品のパッケージをチェックしてみましょう!
そして、自分の商品がどう差別化をつけられるか?
客観的な視点で見て見ましょう。
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