これからサブスクリプション(定期便/定期購入/頒布会) に参入しようと考えている人へ。
私がサブスクを2年以上購入した経験から感じた、満足度を高めるポイントを紹介します。
コンテンツ
サブスク(サブスクリプション)とは?
サブスクリプションとは「料金を支払うことで一定期間サービスを受けられる方式」で、雑誌の年間購読やAmazonプライム、Netflixなどの定額課金サービスがそれにあたります。
その中でも、「サブスクリプションボックス」という「定額で料金を支払うことで、さまざまな商品が毎月届く」サービスについて今回はポイントを書いていきます。
地方こそサブスクをおすすめしたいわけ
地域のファンを増やすチャンス
毎月商品を届けることでユーザーと継続的なつながりを得られるので、地域に愛着を持ってもらいやすくなります。
地域のファンになってもらえば、いずれは実際に観光で訪れてくれるかもしれません。
継続的な売上が見込みやすい
商品開発は、いかに継続的にお金を生み出すことができるかが大切です。
お店で毎月定期的に商品を買ってもらうのはハードルが高いですが、自動的に商品が届く仕組みを作れば継続的な売上を上げやすくなります。
参入するリスクが低い
これといった初期費用や設備投資なしで始めることができるのは、地方のスモールビジネスにとってはありがたいですよね。
また、まず出口(売り先)を確保してから商品を作ることができるので生産計画を立てやすく、在庫のリスクが少なくなります。
サブスクの満足感を高めるポイント
①届いた瞬間からワクワクするパッケージを!
商品を入れて発送する箱も大事だと思っています。
こちらは、佐渡 吹上農園の、ル レクチェの段ボールデザイン。
「小さな贅沢とどけます。」の文字に、届いた瞬間からワクワクしちゃいますね。
このように、届いた瞬間から何が来たかわかるようなデザインにしておくことで「おっ!きたきた!!」とユーザーの気分を上げることができます。
不愛想な段ボール箱よりも、受け取る時の気持ちはかなり違うと思います。
②読みものを充実させる=体験を売る!
商品を楽しんでもらうために、「読み物」は重要です。
例えば、商品に込めた自分の想いや、製法・材料へのこだわりなどを写真などをまじえながら書いてみたり。
お野菜の定期便なら、おすすめのレシピや食べ方をのせるのもいいですね。
ちなみにこちらは、私が購読している「滋賀食べる通信」の冊子。
(残念ながら、この号で一旦休刊されるようです。)
生産者の紹介・商品への想いが綴られていて、バックグラウンドを想像しながら届いた商品を食べることができます。
「おいしいね」と味を楽しむ体験に加えて、「届いたモノについてよく知ることができる」「生産者の想いを感じる」という体験もできるんです。
結果的に、その商品やそのお店、土地がさらに好きになります。
これで1セット、一回3,000円です。
商品の数だけでみたら「割高だな…」と思いますが、冊子が充実していたから満足感があって、今まで解約せずに購読し続けました。
立派な冊子ではなくても、紙一枚だけでも良いです。
ぜひ「読み物」、付けてみてください!
(商品の宣伝に偏りすぎると、「体験を届ける」の趣旨とは変わってしまいます。広告ではなく、「読んで楽しむ」ものになると良いと思います。
③手書きメッセージを添える
こちらの記事でも書いていますが、手書きメッセージは効果絶大だと個人的には思っています。
全て手書きではなくても手書きのカラーコピーとかでもいいので、「手書きの文字」が入っているとすごく心が動きます。
上で紹介した「読み物」の中にも、手書き文字を入れてみるのはどうでしょうか。
後編では、小ロットでもできるサブスクにおすすめのパッケージを紹介します!
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